アーカイブ: 2月 2013

フッ素について

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こんにちは。ニコデンタルクリニックの歯科衛生士の日浦です。

今回はフッ素についてお話します。 

フッ素は歯磨剤にも配合されており、むし歯予防に効果的であることは良く知られていますが、なぜ効果的なのか少し詳しくご説明しようと思います。

歯のエナメル質はハイドロキシアパタイトと呼ばれる結晶構造をしておりフッ素が取り込まれることで構造がよりしっかり安定します。これにより、歯の質が丈夫になり、むし歯菌が出す酸に溶けにくい歯が作られていくのです。

さらに、唾液中のカルシウムイオンやリン酸イオンを歯へ取り込む助けをし、再石灰化を促してくれる働きもあります。

写真のお子さんは8ヶ月ですが、もう乳歯が8本も生えていて、9本目も顔を出しています☆

今日はフッ素塗布をがんばって、キッズルームでたくさん遊んでくれました!!(また来てね!!)

お子さんのフッ素塗布のベストなタイミングは、乳歯が生えてきた時や、生え変わりの時期です。生えてきたばかりの歯は弱くてむし歯になりやすいので、早めに抵抗力をつけてあげることが大切です。

また、フッ素には歯を強くする効果以外に糖を分解する酵素の働きをじゃまする性質があるため、むし歯菌の活動が弱まり、酸がつくれない良い環境になるという性質もあります。

しかし、フッ素を使ったからといって、むし歯予防は万全ではありません。お口の中にはむし歯菌が常在していますので毎日のブラッシングによって歯からプラーク(細菌の塊)を取り除き、定期的に歯科医院でチェックとクリーニングを受けることが一番の予防になります。

当院では大人の方のクリーニング(PMTC)後や、お子さんの検診時にも無料でフッ素塗布を行っています。 

何も症状がなくても3~4ヶ月に一度は歯科医院でのチェックとフッ素塗布を受診して、お口の健康を保ちましょう。

 

 カテゴリ:虫歯

キシリトールについて

キシリトール 

こんにちは。ニコデンタルクリニック歯科衛生士の日浦です。

今回はキシリトールについてお話します。

 キシリトールはお砂糖と同じくらいの甘さがあるのに、むし歯の原因となる酸を作りません。

さらにむし歯菌を減らして歯を丈夫にする効果があるので、むし歯を防ぐために多くの国で積極的に活用されています。

主な効果は・・・

・      プラーク(歯垢)を作る材料にならない

・      酸を作らない

・      プラークの量を減らし、歯みがきで落としやすくする

・      ミュータンス菌(虫歯菌)を減らす

・      再石灰化を助ける

⇒キシリトールの甘さで唾液がたくさんでる

⇒唾液中のカルシウムを安定させて、歯に運ぶ

 お砂糖と同じように甘いのに、なぜキシリトールだとむし歯にならないのかというと・・・

通常ミュータンス菌はお砂糖をエサにして、プラークと酸をつくり歯に付着して生活しています。

そのミュータンス菌がキシリトールをお砂糖と間違えて取り込み、プラークや酸をつくれないまま弱っていくのです。

その結果、ミュータンス菌の活動が弱まり、数が減っていきむし歯予防となるのです。

 しかし、キシリトールが含有されていればどの商品でも上記のような効果が得られる訳ではありません。

その製品に使用されている甘味料の50%以上がキシリトールであること、さらにその製品の総重量のほとんどがキシリトールで占められていることが重要です。

含有量が書かれていない場合(糖類0g)であることと、炭水化物とキシリトールの分量が限りなく近いものを選ぶことが重要です。

今回はキシリトールを取り上げましたが、むし歯になる原因はひとそれぞれ違います、歯科医院でご自分にあった予防法を提案してもらいましょう。

 カテゴリ:虫歯

歯ぎしりについて

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こんにちわ。ニコデンタルクリニック院長の西野です。

今回は歯ぎしりについてお話します。

歯ぎしりの最大の原因はストレスだと言われております。

無意識で行っていることが多く、完全な治療法が無いのが現状です。

歯ぎしりが酷くなると顎関節が痛んだり、歯にひびがはいったり歯が磨耗して知覚過敏の原因となることがあります。

対症療法としてナイトガードとよばれるマウスピースの装着が効果的です。

就寝中に装着することにより歯ぎしりから歯と顎関節にかかるダメージを軽減する効果があります。

歯科医院で保険適用で作製できますので3割負担の方は5000円前後で作製できます。

成長期の子供の歯ぎしりは親元から離れて初めての集団生活となる幼稚園や保育園の入園時に起こりやすいといわれております。

ただし大人の場合と違って子供の歯ぎしりは成長とともに自然に改善する場合がほとんどです。

十分な睡眠をとり規則正しい生活を身につけることが大切です。

 

 カテゴリ:歯ぎしり

虫歯菌の感染

こんにちは。ニコデンタルクリニック院長の西野です。

今回はお子様への虫歯菌(ミュータンス菌)の感染についてお話します。

生まれたばかりの赤ちゃんに虫歯菌はいません。

虫歯菌は唾液によって感染していきます。

その中でもお母さんから乳児への感染が最も多いです。

最もうつりやすいのが生後6ヵ月から3歳ごろです。乳歯がはえはじめると感染のリスクが上がってきます。

ご両親の口腔内の状態が非常に重要になってきますのでお子様に感染しないよう虫歯の治療、定期的なクリーニング、適切なブラッシング法による口腔衛生状態の改善をおすすめします。

キシリトールの併用もおすすめです。キシリトールには虫歯菌を弱らせる効果があります。

もし虫歯菌に感染してしまってもお手入れ次第で十分予防出来ますのであきらめずにがんばって予防していきましょう。

 カテゴリ:虫歯

キッズスペース☆

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こんにちは。ニコデンタルクリニック衛生士の日浦です。

当院では生後数ヶ月から中学生まで幅広い年齢のお子さんが遊んでいられるキッズスペースを設けています。
写真のお子さんは1歳7ヶ月☆パパとママの治療に一緒に来院し、いつもスタッフとキッズスペースで遊んで待っていてくれています。アンパンマンのケイタイおもちゃがお気に入り!

実は今日はママとパパの結婚式が行われています☆
ママは今日に備えて虫歯も白く治してホワイトニングもして美人でスタイルも良くて、歯も白い完璧な花嫁さんになりました!
パパも歯医者にトラウマがあり大嫌いなのにがんばってクリーニングを受けました!
ママのお母様にもホワイトニングを受診していただき、このように患者さんの一生に一度の素敵な時間のために少しでもお役に立てることを改めて良い職業だなと嬉しく思います。

お子さんも今日はママと一緒に白いドレスを着て、お色直しも同じ色のドレスを着るそうです☆☆☆
二人とも美人さんなのですごくかわいいと思います!
今頃緊張しながら準備している頃・・・こちらまで幸せな気持ちになります。

あらためまして、おめでとうございます!写真ができたら絶対見せに来てくださいね☆

 カテゴリ:小児歯科

口角炎について

こんにちは。ニコデンタルクリニック院長の西野です。

今回は口角炎についてお話します。

口角炎とは口の両端に炎症がおき、かさぶたが出来たりただれる病気です。

前回お話しした口内炎とセットで症状がでることが多く、口を動かすと口角がひっぱられ痛みを伴います。

原因としてビタミン(特にB2)不足、細菌やウイルス感染、糖尿病や貧血などの基礎疾患が挙げられます。

通常口内炎と同じで1~2週間で自然治癒します。

治療法も口内炎と似ていて軟膏の塗布、ビタミンB2(うなぎ、たまご、納豆など)を取り入れたバランスのよい食生活を心がけることが大切になってきます。

治りが悪い場合は全身疾患が関与している可能性もあるため病院への受診をおすすめします。

 カテゴリ:未分類

口内炎について

口内炎

こんにちわ。ニコデンタルクリニック院長の西野です。

今回は口内炎についてお話します。

口内炎の原因としてビタミン不足(ビタミンB2、B6、C)、睡眠不足、体力低下、傷になった口腔粘膜からの細菌感染、ウイルス、カビによる感染、アレルギーなどが考えられます。

歯科治療の際にも麻酔の注射の傷から細菌感染し、口内炎ができることがしばしばみられます。

口内炎は通常1~2週間で自然治癒しますが、口内炎が長期間続いたり繰り返し発症する場合は重大な病気が隠れていることもありますのでその場合病院の診察をお勧めします。

治療法としては、睡眠を十分とる、口の中を清潔に保つ、バランスのよい食生活を心がける、口内炎用の薬の塗布、レーザー照射などが治癒促進として効果があると言われております。

口内炎の出来やすい方は、日頃からビタミンB2の多い納豆、豆類。ビタミンB6はサンマやイワシ。ビタミンCはキウィーフルーツやいちごなどに多く含まれておりますので、食生活と睡眠、お口の衛生に気をつけると予防できます。

 

 カテゴリ:未分類

麻酔の続き

こんにちわ。ニコデンタルクリニック院長西野です。

今回は麻酔についてお話します。

麻酔薬にも種類があります。通常使用する麻酔薬は作用を強化するためにエピネフリンという血管収縮薬が入っています。

狭心症、心筋梗塞など心臓に疾患のある方には血管収縮薬の入っていない麻酔薬を使用します。

通常の麻酔は2時間から3時間ほど麻酔の効果が持続します。

麻酔が効いている間は感覚がなくなり咬傷、やけどの危険がある為、食事と熱い飲み物は控えて頂きます。

お食事前の治療で麻酔が必要な方はご相談頂ければ1時間程できれる麻酔薬の使用も可能です。

患者さんの生活背景や体調、体質を考慮して1人1人になるべく負担の少ない歯科治療を心がけています。

 

 カテゴリ:未分類

新規開業

入り口         

こんにちわ。ニコデンタルクリニック院長の西野です。

川口に開業させていただいてから三ヶ月が経ちました。

開業当初はすばらしいお花を沢山の方から頂き本当にありがとうございました。

患者さんもとても楽しいかたばかりで日々楽しく診療しています。

明るく、患者さんがなんでも気軽に相談できる歯科医院を目指し治療に取り組んでいきたいと思います。

 カテゴリ:未分類

乳歯の抜歯

小児診療風景3           

こんにちは。ニコデンタルクリニック院長の西野です。

今回は乳歯の抜歯についてお話しします。

乳歯は下から永久歯が生えてきて根を吸収するため、自然に抜けることも多くありますが、歯茎にくっついてなかなか抜けないこともしがしばあります。簡単な抜歯ですが、それでも小さなお子さんは歯医者での抜歯は怖いもの・・・

当院では、お子さんの処置の前にはキッズスペースで一緒に遊んでコミニケーションをとり、緊張がほぐれてから診療台に移動するようにしています。

塗り薬の麻酔でよーく歯を眠らせてから・・・気がそれている間に一瞬で上手に抜歯が出来ました。

抜いた歯は首から下げられるケースに入れて持って帰れます☆

 

 カテゴリ:小児歯科