アーカイブ: 3月 2014

歯茎の変色について(ブラックマージン)

こんにちは。ニコデンタルクリニック歯科衛生士の日浦です。

今日は歯茎の黒ずみの一つであるブラックマージンについてお話ししたいと思います。

歯茎自体のメラニン色素沈着、歯科金属から金属イオンが溶け出し歯茎に沈着しておこるメタルタトゥについては前回までにお話ししましたが、ほかにも患者さんからよくご相談されるブラックマージンがあります。

これは歯茎が変色しているわけではなく、差し歯(クラウン)の境目の金属が露出することで黒く見えてしまっている状態です。

原因は歯茎の退縮、金属の不適合、歯ぎしりくいしばりなどさまざまですが、防ぐためには適切なブラッシングやメンテナンスを受けて歯茎を健康に保ち、歯茎が下がらないようにすること、金属の不適合の場合はやり直しが必要ですが現在はブラックマージンを防ぐために金属を使用しない差し歯もあります。

歯茎の黒ずみが気になる方はまずは、ご自身の歯茎の状態がどのような状態なのかまずはご相談ください。

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歯茎の変色について(メタルタトゥ)

こんにちは。ニコデンタルクリニック歯科衛生士の日浦です。

今回は前回の続きで歯茎の変色についてお話しします。

メラニン色素沈着の他に歯科用金属から金属イオン(主に銀イオン)が溶け出したりした細かい粒子が歯茎に沈着して変色することがあります。

メラニン色素沈着の場合は茶色っぽく変色しているのに比べ、メタルタトゥは青黒く変色し「金属の刺青」といわれるように、歯茎の深部まで金属イオンが浸透しているためにフェノールアルコール法では除去できず、簡単には取れないため除去には外科的に取り除く処置が必要です。

また、再発を防ぐ為に金属イオンを出している原因金属を除去し、セラミックやファイバーコアなど金属でない材料が必要となる場合もあります。

ご自身の歯茎の色が気になる方は是非一度ご相談ください。

 カテゴリ:審美歯科

歯茎の変色について(ガムピーリング)

こんにちは。ニコデンタルクリニック歯科衛生士の日浦です。

今回は歯茎の変色についてお話ししたいと思います。歯茎の変色(黒ずみ)にはさまざまな原因があり、それぞれ治療法がことなります。

まずは、メラニン色素沈着による変色について説明します。

この原因は主に喫煙があげられます。他には外来性の刺激で口呼吸、色の濃い食べ物、不適切な歯磨きなどでも刺激により、メラノサイトがメラニンを産生し歯茎が変色します。

この場合の変色には、ガムピーリングという施術が効果的でとてもきれいになるので当院でもご好評をいただいています。

当院ではフェノール・アルコール法という痛みの少ない効果的な方法を取り入れています。フェノールという薬品を歯茎の黒い部分に塗布しピーリングし、アルコールで中和します。痛みが少なく薬液を患部に塗布するだけなので上下いっぺんに施術することもできますし、広範囲効果が期待できます。

ホワイトニングをして、歯が白くなると今まで気になっていなかった歯茎の色が気になりだしてガムピーリングを・・・と希望される方も多くいらっしゃいます。

白い歯とピンクの歯茎は健康的ですよね!みなさんもぜひお勧めします!

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おしゃぶりについて

こんにちは。ニコデンタルクリニック歯科衛生士の日浦です。

今日はおしゃぶりの使用についてお話ししたいと思います。

よくおしゃぶりは鼻呼吸を促す、出っ歯にならない、舌や顎の発達を促すなどの効能をうたっている製品を多くみかけますが、実はこうした効能の裏づけは現在では学問的には検証されていません。

しかし利点として赤ちゃんの精神の安定、簡単に泣き止む、入眠がスムーズなどで母親の育児のストレスの減少があげられます。欠点としては習慣性になりやすく、長期間使用すると噛み合わせに影響がでる、子供がどうして泣いてるのか考える機会が減る、あやすことが減る、などがあげられます。5~6カ月頃の乳児はなんでもお口にもっていき、しゃぶって形や性状を学習し、目と手の協調運動を学習しているのでおしゃぶりが習慣化しているとこの学習の機会が知らず知らずのうちに奪われているのです。

歯科からみた重要な問題は噛み合わせですが、2歳頃までに使用を中止すれば発育とともに改善されるといわれています。ですので、遅くても乳臼歯が生えそろい2歳半から3歳過ぎになっても使用している場合は、開咬や交叉咬合などの異常が残りやすくなるので使用を中止することをおすすめします。

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指しゃぶりについて

こんにちは。ニコデンタルクリニック歯科衛生士の日浦です。

今日は赤ちゃんの指しゃぶりについてお話ししたいと思います。

赤ちゃんにとって指をしゃぶるという行為はお腹の中にいるころからしている動きで、この胎生期の指しゃぶりは生まれてすぐに母乳を飲むための練習として重要な役割をはたしているといわれています。

そして、生まれてからも手や指、おもちゃなどなんでもお口にもっていき形や感触の感覚を養っていく重要なトレーニングなので1歳頃の指しゃぶりは全く気にすることはなく、やめさせずにさせてあげましょう。

しかし、赤ちゃんの頃には重要な指しゃぶりも3歳を過ぎても続いていると今度は歯並びかみ合わせに影響が出てくるので注意が必要です。

  1. 上顎前突⇒上の前歯が前方に出る
  2. 開咬⇒奥歯を噛んでも前歯が閉じない
  3. 片側性交叉咬合⇒上下の奥歯が横にずれて中心が合わない

など、このような咬み合わせ、歯並びの異常から口呼吸・舌癖・構音障害もおこりやすくなります。

まとめますと1歳までは生理的な行為なのでやめさせるひつようはありません。1~2歳頃は遊びの幅が広がり、退屈な時眠たい時に見られる程度であればあたたかく見守って良いとされています。3歳頃には外遊びや運動をさせてエネルギーを十分発散させたり、手やお口を使う機会を多くして自然に指をしゃぶる機会を減らしてあげましょう。

また、クセになったものをやめさせるのは大変ですが消決して怒ったり叱ったりせずに親子のスキンシップやおしゃべりの時間を増やしてお子さんが夢中になって遊べるような工夫をしてあげましょう。

私の息子も生後1か月が過ぎて最近手をグーにしてチュパチュパ吸って赤ちゃんらしい行動をするようになりました。これから指しゃぶりも始まると思うと楽しみです。

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小児の歯科検診について

こんにちは。ニコデンタルクリニック歯科衛生士の日浦です。

本日はお子さんの歯科検診についてお話ししたいと思います。ご存知の通り乳歯はむし歯になりやすく進行が早いという特徴があります。定期的に歯科検診を受診することでママでは見つけられない危険なサインを見つけることができ、噛み合わせや粘膜の異常も早期発見できます。

検診のメリット

  • フッ素やシーラントの予防処置がうけられる
  • むし歯についてのアドバスがうけられる
  • 歯医者さんに慣れることができ万が一治療が必要になった時に恐怖心が減少される
  • 歯磨きや間食の取り方などのアドバスがうけられる

当院にもたくさんのお子さんが来院されますが、検診から通院しているお子さんと治療から通院されるお子さんでは緊張度が全然違うので、治療で来院されたお子さんもコミュニケーションをたくさんとり緊張・恐怖心をなるべく取り除いてから診療台へ誘導するなど工夫をしていますが、それでもやはり治療で初めて歯医者さんへくると歯医者さんは怖い!嫌だ!と抵抗されてしまうことも多々あります。

初めてが検診の場合は痛いことはしないので、ドキドキしたけど痛くなかったし、みんなに褒められてご褒美ももらえて・・・と歯医者さん好きになってもらえることが多いです。

ですので、何も問題がなくても歯を強くするフッ素塗布と検診と歯科医院にならすために定期的に歯医者さんへ行きましょう!

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イオン飲料とむし歯について

こんにちは。ニコデンタルクリニック歯科衛生士の日浦です。

今回はイオン飲料とむし歯のかかわりについてお話ししたいと思います。

イオン飲料はテレビでのコマーシャルでもご存じのとおり体に良い飲み物として認知されておりスポーツなどで汗をかいたとき、入浴後やのどが渇いたときに積極的に取り入れられています。

乳幼児が下痢や嘔吐で小児科に受診すると小児科医から脱水を改善するために市販のイオン飲料を飲ませるようにと指導をうけることがあります。しかし、脱水が改善したあとはイオン飲料でなく通常の水での水分補給でよいところ、体に良いと考えられているため水がわりに与え続けたり、子供も欲しがる為習慣化してしまう傾向があります。

イオン飲料のpHは3.6~4.6と低く、歯のエナメル質が脱灰しやすい飲み物のため、水の代わりに水分補給で与えるとむし歯にかかりやすくなります。体に良いからと与え続けると歯にとても悪影響を及ぼします。

対策として、下痢や嘔吐でイオン飲料が必要な時は症状が改善したら水に切りかえること。寝る前や寝ながらイオン飲料を与えることは避けること。(寝る前や寝ながらの水分補給は水やお茶にする)寝る前は歯をみがいて寝ること。やむおえず寝る前に与える場合は、ガーゼなどで拭う。などがあげられます。

コーラや果汁などのジュースはむし歯と大きくかかわることはよく知られており注意して与えているママは多いですが、イオン飲料はむし歯とかかわりが深いことがまだまだ知られていないように思います。気を付けて与えましょう!

 

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赤ちゃんの歯のお手入れについて

こんにちは。ニコデンタルクリニック歯科衛生士の日浦です。

前回は授乳とむし歯の関係についてお話ししましたが、本日は赤ちゃんのお口のケアについてお話ししたいと思います。

母乳やミルクを飲むとき赤ちゃんは舌をつきだして、乳首を上顎に押し付けて飲んでいます。なので上の前歯に母乳やミルクの糖分が付着しやすく、逆に下の前歯は母乳の付着は少なく唾液に洗い流されやすい位置なのでむし歯になりにくのです。

赤ちゃんの歯はだいたい6~8カ月頃に通常下の前歯から生え始めます。この頃にママがお口を触っても嫌がらないように愛情をもって少しずつお口を触る習慣をつけ、指で触られることにならしておきましょう。

上の前歯が生え始めたら、ガーゼを巻いた指や綿棒で清拭することを始めましょう。指で触られることに慣れているとスムーズに導入できます。磨く時期は、離乳食が始まったら離乳食後に行うのが理想です。

上の前歯が4本くらい生えたらガーゼだけでなく、歯ブラシを使ってやさしく磨く習慣をつけます。毎食後が理想ですが、難しいようなら夕食後に念入りに磨き、ほかの時はお茶やお水をのませてですすぎの効果を得るとよいです。

奥歯が生え始めたら、噛みつぶしができて奥歯の溝に食物残差が残りやすいこと、また離乳の完了頃にはいろいろな食品を食べるようになるのでむし歯のリスクがとても高くなります。なので、この時期を過ぎても母乳を与えている場合は特に気を付ける必要があります。

月齢や生活の習慣によって気を付けなければいけないことはお子様一人ひとり変わってきます。お手入れの方法や食事・間食の取り方についてなどは歯科医院で検診の際に指導を受ける事をおすすめします。

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寝る前の授乳とむし歯について

こんにちは。ニコデンタルクリニック歯科衛生士の日浦です。

今日は寝る前の授乳とむし歯についてお話ししたいと思います。

赤ちゃんとママにとって添い寝をしながらの授乳は、絆を深める重要なスキンシップですよね。しかし、むし歯の事を考えると少し心配です。

おっぱいやミルクにもむし歯の原因になる糖がたくさん含まれており、寝ている間は唾液の分泌が減るためお口の中を洗い流す作用、中性に戻す作用、歯を再石灰化する作用が減少し、お口の中に糖分が残りがちになりむし歯菌にとって最適な環境になります。

乳歯が萌出する前は心配はいりませんが乳歯が萌出したら、注意が必要です。でも、寝る前の授乳や添い寝をしながらの授乳をやめる必要はありません。少しでもむし歯にかかりにくいように・・・むし歯菌の感染は以前にもお話ししましたが、ママを含む周りの人から感染し歯が萌出していると定着するので、赤ちゃんの歯を守るにはママを含む家族みんなのお口の中からむし歯菌を減らすことがなによりなのです。

家族みんなで赤ちゃんを迎える準備としてむし歯や歯周病はしっかり治して、治ったら定期的に歯科医院でメンテナンスを受けて、日ごろは適切なセルフケアでお口の中をきれいな状態にして赤ちゃんを迎えましょう!

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マイナス1歳からのむし歯予防

こんにちは。ニコデンタルクリニック歯科衛生士の日浦です。

最近マイナス1歳からのむし歯予防とよく耳にする機会があります。これまで妊婦さんの歯科保健や新生児のお口についてお話ししてきましたが、マイナス1歳からのむし歯予防とはお母さんのお腹にいるときから赤ちゃんのむし歯予防は始まっているということです。

ニコデンタルクリニックでは、赤ちゃんがお腹にできたときからむし歯にならない口腔内環境作りを目指して検診・指導を行っています。

前回お話ししたように歯周病にかかっている妊婦さんは早産・低体重児出産のリスクも高くなり健やかな赤ちゃんを出産するためにもママの口腔内が健康であることは必要不可欠です。

妊娠中に赤ちゃんの歯は作られ、出産後6~8カ月頃乳歯が生えてきます。虫歯や歯周病は細菌による感染症です。しかも残念なことに一番の感染源はママなのです。

ニコデンタルクリニックでは、妊娠がわかったら早めの検診をおすすめしています。妊娠中の正しいお口のお手入れの方法、赤ちゃんの健康的なお口を守る方法などもお話しさせていただきます。もしむし歯などの治療が必要な場合も安定期を待って治療することができれば生まれてくる赤ちゃんのためにもなり、ママ自身のためにもなります。

小さいお子さん連れでも大丈夫。キッズスペースでスタッフが一緒に遊んでお預かりします。

どうぞ、積極的に妊娠中から検診・クリーニングにご来院くださいね

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