おしゃぶりについて

こんにちは。ニコデンタルクリニック歯科衛生士の日浦です。

今日はおしゃぶりの使用についてお話ししたいと思います。

よくおしゃぶりは鼻呼吸を促す、出っ歯にならない、舌や顎の発達を促すなどの効能をうたっている製品を多くみかけますが、実はこうした効能の裏づけは現在では学問的には検証されていません。

しかし利点として赤ちゃんの精神の安定、簡単に泣き止む、入眠がスムーズなどで母親の育児のストレスの減少があげられます。欠点としては習慣性になりやすく、長期間使用すると噛み合わせに影響がでる、子供がどうして泣いてるのか考える機会が減る、あやすことが減る、などがあげられます。5~6カ月頃の乳児はなんでもお口にもっていき、しゃぶって形や性状を学習し、目と手の協調運動を学習しているのでおしゃぶりが習慣化しているとこの学習の機会が知らず知らずのうちに奪われているのです。

歯科からみた重要な問題は噛み合わせですが、2歳頃までに使用を中止すれば発育とともに改善されるといわれています。ですので、遅くても乳臼歯が生えそろい2歳半から3歳過ぎになっても使用している場合は、開咬や交叉咬合などの異常が残りやすくなるので使用を中止することをおすすめします。


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