アーカイブ: 4月 2014

咀嚼能力の発達と離乳について

こんにちは。ニコデンタルクリニック歯科衛生士の日浦です。

今日は乳児の咀嚼機能の発達と離乳食についてお話ししたいと思います。

赤ちゃんは哺乳反射が2~3か月で消退したあとに、顎や口腔系の器官が徐々に成熟し食べ物による刺激経験を通じて咀嚼機能を学習していきます。その咀嚼の発達に重要な時期が離乳期です。

一般的に離乳の開始は生後5~6カ月頃といわれています。離乳のスタートから完了は約1年をかけてゆっくりとすすめます。

生後1~4カ月は「舌のみ期」と言われ、舌の前後の運動により液体を飲み込むことが出来ます。

生後5~6カ月になると「口唇食べ期」「ごっくん期」と言われ、舌の前後の運動により口唇を閉じてどろどろのものを飲み込むことが出来ます。

生後7~8カ月になると「舌食べ期」「もぐもぐ期」と言われ、口唇を閉じて顎の上下運動や舌の上下運動が出来、数回もぐもぐして舌で咀嚼することができるのでこの頃の離乳食は舌でつぶせる固さにします。

生後9~11カ月になると「歯ぐき食べ期」「かみかみ期」と言われ、口唇を閉じて咀嚼し、舌の左右運動が出来ます。歯茎で上手に咀嚼できるので離乳食は歯茎でつぶせる固さに調理します。

1歳~1歳6カ月頃離乳の完了となり、「歯食べ期」「かちかち期」と言われます。咀嚼運動が完成し歯で上手に咀嚼できますが疲れやすいです。離乳食も歯でかみつぶせる固さにします。

私の息子も先日ようやく生後3か月となり体重も出生時の2倍となりすくすく成長しています。今日まであっという間でしたので離乳食もあっという間に始まると思うと早くたくさん勉強しなければ!!です。

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赤ちゃんの歯並びについて

こんにちは。ニコデンタルクリニック歯科衛生士の日浦です。

今日は赤ちゃんの歯並びについてお話ししたいと思います。

赤ちゃんのうちから歯並びを良くし、摂食嚥下機能を身につけさせるためにお口まわりの筋肉やあごをしっかり使わせて、バランスよく鍛えることが重要です。そうすることで正しい鼻呼吸も身に付き虫歯予防や歯並びにもよい効果があるのです。

乳児にはまず、おっぱいをしっかり飲ませること。ミルクの場合も顎や舌をしっかり使うタイプの哺乳瓶や乳首を選んで使用することをおすすめします。よく飲めるからといって月齢の見合わない乳首を使い続けていると顎や舌をあまり使わずに飲めてしまうので気づかないうちにつくべき筋力がついていないなんてことも起こりえます。

離乳食が始まったらお子さんの月齢や体重、歯の生えている本数などに合わせて与えることも大事です。

私の息子は現在2カ月と3週になりもうすぐ3カ月です。おっぱいを吸う力もついて授乳時間がそんなに短くていいの?というくらい短くなりました。落ちそうなくらいのほっぺのお肉にも一応筋肉がついたようで新生児の頃は30分位は飲んでいたのに・・・もうあっという間に飲み終えます。嬉しいような寂しいような・・・成長が早いです。もうそうこうしているうちに離乳食が始まるので、次回からは離乳食について書いていきたいと思います。

 

 

 

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歯磨きが好きな子にするには?

こんにちは。ニコデンタルクリニック歯科衛生士の日浦です。

今日は赤ちゃんの頃から歯磨きが好きな子にするためのポイントをお話ししたいと思います。

前回もお話ししましたが、赤ちゃんの歯は個人差はありますが平均して6カ月頃に下の前歯から生え始めます。赤ちゃんの歯磨きは歯が生えたらねんねの前に毎日ママがお口に触れて嫌がらないよう気持ちが良いものだと認識させるよう練習することから始めます。

小さな頃からママがしっかり見ていられる時におもちゃ代わりに歯ブラシを与え、お口に入れてカミカミしただけでも褒めてあげましょう。

タッチができるようになると両手も上手に使えるようになってくるので、ママがお手本になりゴシゴシするのを見せてあげ練習を始めましょう。

イヤイヤする時や機嫌が悪い時は押さえつけたり無理に行わず、機嫌がよい時に遊びを取り入れたり、たくさんほめてやる気を引き出しましょう。

最初から歯磨きが好きな子供はいません。歯磨きが好きな子になるか嫌いな子になってしまうかは、赤ちゃんの頃からの積み重ねで決まります。毎日ことでママにとっては大変な仕事ですが毎日の積み重ねがお子さんの歯を守ることになるのでくじけずにがんばりましょう。

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乳歯の生え始めについて

こんにちは。ニコデンタルクリニック歯科衛生士の日浦です。

今日は乳歯についてお話ししたいと思います。

乳歯のはえ始めは生後6カ月頃が平均的で、生後3~9カ月頃と個人差があります。通常下の前歯から生えてきます。よく1歳を過ぎても生えてこないと悩まれているママがいらっしゃいますが1歳をすぎて生えてくることもよくあります。ですので、ほかの子より多少遅くても心配いりません。1歳半を過ぎても生えてこないときは歯科医院に相談するとよいと思います。

歯の生え始めは歯ぐきがむずがゆく感じたり、萌出性歯肉炎になると痛みを感じたりするので赤ちゃんの機嫌が悪くなったりすることがあります。欧米では「teething pain」という言葉もあり夜泣きやぐずりの原因として常識的に考えられているそうです。

歯ぐきのむずがゆさを解消するために、いろいろなものをお口に入れたがるようになります。赤ちゃんがお口にグーや指やおもちゃを入れるのは学習をしたり発達に必要なことなので、阻止せずにやらせてあげましょう。

うちの息子も生後2カ月が経ち喃語でアーウーとお話しをするようになりました。一生懸命グーを吸っているので成長を感じ微笑ましい毎日を送っています。

まだ、歯固めのおもちゃを用意していないのでそろそろ探し始めてみようと思います。

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