咀嚼の発達と幼児食について

こんにちは。ニコデンタルクリニック歯科衛生士の日浦です。

今日は前回の続きで幼児食と咀嚼の発達についてお話ししたいと思います。

母子健康手帳には、離乳の完了は15カ月となっていますが、実際大人と同じような固いものが噛めるのは3歳過ぎです。上下の奥歯が生えそろう前に固い食物を与え続けると、噛まない、丸のみする、固いものが嫌い、偏食の子供になるともに丸のみでたべると過食になりやすく肥満の原因になるともいわれています。

幼児食の与え方は、月齢よりも第一乳臼歯の生え方によって見極めたほうがよく、第一乳臼歯が生えそろうと噛みつぶしができるようになるのでそれほど固くない食品、卵焼きやコロッケなどが食べられるようになりますが、とんかつやおもちやステーキのような食材は第二乳臼歯が生えそろった3歳すぎまで控えたほうがよいとされています。

幼児期は子供の咀嚼機能と食習慣を育てるのに大切な時期であり、お母さんと一緒に楽しく食べることで唾液の分泌も活発になり、食物が食べやすくなりよく噛んで味わって食べるもととなります。

私の息子にも離乳食が始まったら、いろんな食材を工夫して調理し、味覚の豊かなよく食べる子供にしたいと今から勉強中です。次回も勉強している中から歯科からみた離乳食や幼児食について書きたいと思います。


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