カテゴリ: 虫歯

虫歯は病気

こんにちは!ニコデンタルクリニック歯科助手の翁長です。

毎日暑いですね。昨日は36℃だったとか。。今日も暑いので熱中症には気を付けてください。

虫歯は病気ではない。と考えてる方もいらっしゃると思います。虫歯とは、虫歯菌(ミュータンス菌)が糖を使ってプラーク(歯垢)と酸をつくることで歯が溶かされる「病気」です。

「歯の質」「むし歯菌」「食べ物」この3つが虫歯になる原因です。この3つの要素が重なる時間が長いと虫歯になり、短いと虫歯になる可能性は低くなります。

虫歯を病気と認識し、早めの治療をしましょう!

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初期虫歯

こんにちわ。ニコデンタルクリニック院長の西野です。

今回は初期虫歯についてお話します。

初期虫歯とは虫歯が歯の表面にあるエナメル質だけに限局した軽度のものです。

現在では初期虫歯は削って詰める処置はしないでブラッシングやフッ素塗布などの予防処置を行い経過をみることが多いです。

初期虫歯を削ってしまうとかえって虫歯になりやすくなる可能性が高くなってしまうケースもあります。

小さな虫歯の治療は通常コンポジットレジンという詰め物を削った場所に詰めますが、材料の性質上詰めたレジンが時間の経過とともに若干収縮して歯とレジンの間に微細な隙間ができてしまいかえって虫歯になりやすくなってしまうこともあります。

一度削った部分は弱くなってしまいますので、初期虫歯は無理に削らないで予防をがんばっていただき虫歯が進行していないか定期的に検診を受けられることをお勧めします。

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フッ素について

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こんにちは。ニコデンタルクリニックの歯科衛生士の日浦です。

今回はフッ素についてお話します。 

フッ素は歯磨剤にも配合されており、むし歯予防に効果的であることは良く知られていますが、なぜ効果的なのか少し詳しくご説明しようと思います。

歯のエナメル質はハイドロキシアパタイトと呼ばれる結晶構造をしておりフッ素が取り込まれることで構造がよりしっかり安定します。これにより、歯の質が丈夫になり、むし歯菌が出す酸に溶けにくい歯が作られていくのです。

さらに、唾液中のカルシウムイオンやリン酸イオンを歯へ取り込む助けをし、再石灰化を促してくれる働きもあります。

写真のお子さんは8ヶ月ですが、もう乳歯が8本も生えていて、9本目も顔を出しています☆

今日はフッ素塗布をがんばって、キッズルームでたくさん遊んでくれました!!(また来てね!!)

お子さんのフッ素塗布のベストなタイミングは、乳歯が生えてきた時や、生え変わりの時期です。生えてきたばかりの歯は弱くてむし歯になりやすいので、早めに抵抗力をつけてあげることが大切です。

また、フッ素には歯を強くする効果以外に糖を分解する酵素の働きをじゃまする性質があるため、むし歯菌の活動が弱まり、酸がつくれない良い環境になるという性質もあります。

しかし、フッ素を使ったからといって、むし歯予防は万全ではありません。お口の中にはむし歯菌が常在していますので毎日のブラッシングによって歯からプラーク(細菌の塊)を取り除き、定期的に歯科医院でチェックとクリーニングを受けることが一番の予防になります。

当院では大人の方のクリーニング(PMTC)後や、お子さんの検診時にも無料でフッ素塗布を行っています。 

何も症状がなくても3~4ヶ月に一度は歯科医院でのチェックとフッ素塗布を受診して、お口の健康を保ちましょう。

 

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キシリトールについて

キシリトール 

こんにちは。ニコデンタルクリニック歯科衛生士の日浦です。

今回はキシリトールについてお話します。

 キシリトールはお砂糖と同じくらいの甘さがあるのに、むし歯の原因となる酸を作りません。

さらにむし歯菌を減らして歯を丈夫にする効果があるので、むし歯を防ぐために多くの国で積極的に活用されています。

主な効果は・・・

・      プラーク(歯垢)を作る材料にならない

・      酸を作らない

・      プラークの量を減らし、歯みがきで落としやすくする

・      ミュータンス菌(虫歯菌)を減らす

・      再石灰化を助ける

⇒キシリトールの甘さで唾液がたくさんでる

⇒唾液中のカルシウムを安定させて、歯に運ぶ

 お砂糖と同じように甘いのに、なぜキシリトールだとむし歯にならないのかというと・・・

通常ミュータンス菌はお砂糖をエサにして、プラークと酸をつくり歯に付着して生活しています。

そのミュータンス菌がキシリトールをお砂糖と間違えて取り込み、プラークや酸をつくれないまま弱っていくのです。

その結果、ミュータンス菌の活動が弱まり、数が減っていきむし歯予防となるのです。

 しかし、キシリトールが含有されていればどの商品でも上記のような効果が得られる訳ではありません。

その製品に使用されている甘味料の50%以上がキシリトールであること、さらにその製品の総重量のほとんどがキシリトールで占められていることが重要です。

含有量が書かれていない場合(糖類0g)であることと、炭水化物とキシリトールの分量が限りなく近いものを選ぶことが重要です。

今回はキシリトールを取り上げましたが、むし歯になる原因はひとそれぞれ違います、歯科医院でご自分にあった予防法を提案してもらいましょう。

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虫歯菌の感染

こんにちは。ニコデンタルクリニック院長の西野です。

今回はお子様への虫歯菌(ミュータンス菌)の感染についてお話します。

生まれたばかりの赤ちゃんに虫歯菌はいません。

虫歯菌は唾液によって感染していきます。

その中でもお母さんから乳児への感染が最も多いです。

最もうつりやすいのが生後6ヵ月から3歳ごろです。乳歯がはえはじめると感染のリスクが上がってきます。

ご両親の口腔内の状態が非常に重要になってきますのでお子様に感染しないよう虫歯の治療、定期的なクリーニング、適切なブラッシング法による口腔衛生状態の改善をおすすめします。

キシリトールの併用もおすすめです。キシリトールには虫歯菌を弱らせる効果があります。

もし虫歯菌に感染してしまってもお手入れ次第で十分予防出来ますのであきらめずにがんばって予防していきましょう。

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