先天性欠如歯

こんにちわ。ニコデンタルクリニック院長の西野です。

今回は先天性欠如歯についてお話します。

本来生えてくるべきはずの永久歯が生えてこないことを先天性欠如といいます。

先天性欠如は病気ではなく歯の形成異常です。

遺伝、全身疾患、薬の副作用などが原因として考えられていますがはっきりした原因は解っていません。

側切歯(前から数えて2番目の歯)、第二小臼歯(前から数えて5番目の歯)に多く認められます。

永久歯がつくられ萌出をはじめると、その上にある乳歯の根が吸収され抜け落ちてきますが、永久歯が先天的に欠如していると乳歯の根は吸収されないので大人になっても乳歯が残ったままになることもあります。

先天性欠如で乳歯を失った場合には欠如した部分を補う治療をおすすめします。

歯が失われたままの状態が長期間続くと歯が倒れたり伸びたり移動して歯並びや咬み合わせに悪影響をおよぼす可能性があるからです。

欠如した部分を補う治療としては矯正、ブリッジ、義歯、インプラントなどがあげられます。

どの方法にも利点、欠点があり、どの方法が良いかはケースによって変わってきますので説明したうえで患者さんと話し合ってから治療方針を決定していきます。


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