ベドナーアフタについて

こんにちは。ニコデンタルクリニック歯科衛生士の日浦です。

今日は新生児の口腔歯科疾患の一つであるベドナーアフタについてお話ししたいと思います。

ベドナーアフタとは、特に乳児の口蓋後方粘膜に対称的に生じるアフタ(口内炎)のことで、哺乳時のゴム乳首などの慢性刺激が加わることで起こります。口に合わない哺乳瓶の乳首を使ったり、おもちゃなどを慢性的に口に入れることで起こるので、お口にあう乳首に変えるなど刺激を取り除けば通常は治療の必要はなく数週間で治癒します。

うちの息子は今日で生後20日となりました。よく飲みよく寝てすくすく体重も増えていますが、出産後まもなくまだ入院中に母乳が滲むほどしか出ない頃、とにかく赤ちゃんに吸わせて母乳が出るようにするために、乳首が傷ついて痛くても血が出ても吸わせなければいけないので授乳が苦痛でニップルシールド(シリコンゴム製の乳首を保護する道具)を産院でお借りして何も考えずに痛みが楽になるので使用していました。1日たってふとベドナーアフタの事を思い出し赤ちゃんのお口を観察してみるとアフタはできてませんでしたが使用をやめました。

出ない母乳を出るように一生懸命吸ってくれている息子の顔を見て、この子が痛い思いをするかもしれないなら自分が我慢して痛い思いをしようと少し母親としての自覚が出てきた出来事でした。

今でも傷は繰り返しできて授乳のたび痛みますが、母は頑張ります!


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  カテゴリ:小児歯科