Author Archives: 西野勝

ドライマウス

こんにちわ。ニコデンタルクリニック院長の西野です。

今回はドライマウス(口腔乾燥症)についてお話します。

ドライマウスは口腔乾燥症とも呼ばれ、唾液の量が少なくなり口の中が乾燥する疾患です。

原因として加齢、ストレス、全身疾患(糖尿病、シェーグレン症候群など)、薬の副作用などがあげられます。

症状が進行すると、口の中が乾いてヒリヒリしたり、味覚障害などの症状がでることもあります。

対処法として、保湿スプレー、保湿剤配合洗口剤、人工唾液の使用、ガムやキャンディーを摂取して味覚、咀嚼刺激により唾液をだすようにします。

その他唾液腺のマッサージや口腔機能訓練(口の周りの筋肉を鍛え口腔機能の向上を図る)も効果があるといわれております。

ドライマウスになり唾液の量が減ると虫歯や歯肉炎、歯周病になりやすくなるため注意が必要です。

 

 カテゴリ:未分類

歯の破折 ファイバーコア

こんにちわ。ニコデンタルクリニック院長の西野です。

今回は歯の破折とファイバーコアについてお話します。

歯の破折は外傷や歯ぎしり、くいしばりなどにより歯に過度の負担がかかることにより起こります。

歯茎が腫れる、しみる、違和感、痛くて咬めないといった症状が出ることが多いですが無症状のケースもあります。

歯の頭の部分(歯冠)が破折してしまった場合には詰め物、被せ物をしたり、場合によっては歯の神経をとる治療を行い出来るだけ歯の保存を試みます。

しかし、歯茎の中にある歯の根の部分(歯根)まで割れてしまった場合には抜歯になってしまうケースがほとんどです。

歯の破折は神経を取り除いた歯に起こることが多いです。

神経を取った歯は弱くなりますので破折のリスクが高まってしまいます。

神経を取った後にいれる補強の土台の種類の選択によりある程度破折のリスクを減らすことができます。

当院では補強の土台はファイバーコアをお勧めしております。

ファイバーコアは金属を使用しない白い土台でガラスの繊維がはいっており力が加わると歯と一緒にたわむため、かかる力を分散し歯にかかる負担を軽減してくれます。

金属アレルギーの心配をなく歯茎が黒ずむ心配もありません。

興味のある方は気軽に当院までお問い合わせください。

 

 カテゴリ:未分類

e-maxクラウン

こんにちわ。ニコデンタルクリニック院長の西野です。

今回はe-maxクラウンについてお話します。

e-maxクラウンとは二ケイ酸リチウムガラスを主成分としたオールセラミックの被せ物です。

複雑な色調を再現するのには限界がありますが、審美性に優れほとんど変色しません。

汚れ〔プラーク〕がつきにくいため、二次う蝕や歯周病になりにくく、金属を使用しないため金属アレルギーの心配や歯茎を黒く変色させる心配もありません。

セラミック修復の中でも強度が強く、長期間の使用にも耐えられるという検証結果がでています。

セメントはクリアフィルSAルーティングセメント、ユニセム2オートミックスセメントを症例により使い分けをしています。

これらのセメントは接着性セメントと呼ばれる特殊なセメントで、歯と詰め物を科学的に緊密に接着します。

噛む力や水、唾液で崩れにくく、強固に接着することにより外れにくく、被せものの中が虫歯になりにくい事が証明されています。

当院ではe-maxクラウンを削る料金、かたどりの料金、セメントで接着する料金すべて込みで42000円〔2年保障〕でおこなっております。

ご興味のある方は当院までお気軽にお問い合わせください。

 カテゴリ:未分類

インビザライン

こんにちわ。ニコデンタルクリニック院長の西野です。

今回はインビザラインシステムについてお話します。

インビザラインシステムは3Dシミュレーションソフトを通じて作製したアライナーと呼ばれる透明で取り外しのできるマウスピース型の装置を使用して行う矯正治療です。

形の異なる複数のアライナーを段階的に、通常は2週間ごとに新しいアライナーに交換しながら続けて使用することにより歯を少しずつ移動させていきます。

通常、型取りは最初の1回だけで治療終了までの全てのアライナーが作製されます。

コンピューターで治療が完了するまでの治療計画をたてていきます。

メリットとしてアライナーが透明で審美性に優れている。

患者さん自身で取り外しが可能なので歯の清掃がしやすく、衛生的で虫歯になりにくい。

金属のブラケットやワイヤーを使用しないため金属アレルギーの心配もなくブラケットが外れてしまうなど緊急で来院しなければならない必要が少ないといったことがあげられます。

デメリットとしては非適応症があるため全てのケースに適応できるわけではない。

ケースによってはアライナー単独では移動が困難で微調整でワイヤーやブラケットを使用する固定式の矯正装置が必要となる場合があるといったことがあげられます。

当院では月に1回矯正専門医の先生による無料相談を行っておりますので興味のある方はご連絡下さい。

 

 カテゴリ:矯正

歯牙腫

こんにちわニコデンタルクリニック院長の西野です。

今回は歯牙腫についてお話します。

歯牙腫は顎骨内に発生する良性腫瘍で腫瘍の中に歯の組織を含んでおり、腫瘍の内容物により複雑性歯牙腫と集合性歯牙腫に分けられます。

歯が形成される過程で異常が生じた組織の形態異常で、症状がないためにレントゲンで偶然発見されるケースが多いです。

腫瘍はゆっくり大きくなり、大きくなると周りの歯を圧迫し歯の位置が異常になったり、歯根の吸収を起こすことがあります。

治療は外科的な摘出を行います。

一般的に再発の恐れもなく治癒経過は良好です。

私も上の前歯の根の付近に歯牙腫が発見され、小学生の頃口腔外科で局所麻酔で摘出してもらった経験があります。

 

 

 カテゴリ:口腔外科

癒合歯

こんにちわ。ニコデンタルクリニック院長の西野です。

今回は癒合歯についてお話します。

癒合歯とは2歯以上の歯が結合して1歯になったものです。

結合の仕方により癒着歯、双生歯、融合歯に分類されます。

永久歯にはあまりみられず、ほとんどが乳歯で特に下の前歯に発現しやすいです。

原因ははっきりと解っておりませんが、歯がつくられる過程で近接しすぎて成長した結果、細胞同士が接触して融合したと考えられております。

癒合歯は両親からの遺伝ではなく偶然の産物と考えられております。

癒合歯は永久歯への生え変わりの時に自然に抜けることが少ないので抜歯が必要となるケースが多いです。

その後から生えてくる永久歯の数が1本足りなくなる場合があるのでレントゲンでの検査をお勧めします。

癒合歯の結合している部分は溝が深くへこんでいるため、汚れがたまりやすく虫歯や歯肉炎になりやすいためブラッシングやフッ素塗布、溝を埋めるシーラントなどの予防処置が重要なものとなってきます。

 カテゴリ:小児歯科

楔状欠損

こんにちわ。ニコデンタルクリニック院長の西野です。

今回は楔状欠損〔くさびじょうけっそん〕についてお話します。

楔状欠損とは歯の根元の部分〔歯と歯肉の境目〕が削れてくる欠損のことです。

歯ぎしりや、くいしばりなどにより歯の根元のエナメル質が負担がかかることにより削り落ちてしまうことが原因とされております。

補助的な要因として硬い歯ブラシの使用、ブラッシング圧、粒子の粗い歯磨剤の使用があげられます。

楔状欠損が進行すると、歯がしみる知覚過敏の症状がでることがあります。

治療は削れている部分をレジンと呼ばれるプラスチック系の材料でうめていきます。

歯ぎしりや、くいしばりのある方はナイトガードと呼ばれる睡眠時に装着するマウスピースを作製します。

ナイトガードを使用しても歯ぎしりや、くいしばりは無くなりませんが、歯がすり減ったり根元が削れてくる楔状欠損は予防できます。

適切なブラッシング、歯磨剤、歯ブラシの選択も楔状欠損の予防に効果的です。

当院では、歯や歯肉、歯石やプラーク(歯垢)の付着状況を観察し、ブラッシング時の圧、ブラシの硬さが適切か、歯ぎしりやくいしばりなどの習癖がありそうかどうか、虫歯や歯周病などの現状を改善するのみでなく、患者さんの未来のお口を健康に保つために良い予防法を提供させていただきます。

 カテゴリ:未分類

ランパントカリエス

こんにちわ。ニコデンタルクリニック院長の西野です。

今回はランパントカリエスについてお話します。

ランパントカリエスとはお子さんのう蝕多発症で、多数の虫歯が比較的虫歯になりにくいと言われている下の前歯も含んで、急速に広範囲に起こる疾患のことをいいます。

最近では予防の概念が浸透し、ほとんど見られなくなりました。

原因はブラッシング不足、間食、糖分のとりすぎなどです。

虫歯が広範囲にわたり歯が多数崩壊するとかみ合わせにも影響がでますので注意が必要です。

乳歯は歯の質がとても弱く、小さいお子さんは頻繁に糖分を摂取する傾向があり虫歯にかかりやすい時期ですが、ブラッシングと正しい知識を持って間食を与えれば防ぐことが可能です。

現在乳歯で虫歯になってしまった歯も、永久歯に交換するまで守ってあげて、永久歯は虫歯にしないようにすれば良いのですから気落ちすることはありません。

当院ではお子さんの歯を親御さんと一緒に守っていくと考えており、予防にも力を入れております。ブラッシング指導、間食指導など1人1人に無理のないアドバイスを提供出来るよう努力しています。

 カテゴリ:小児歯科

抜歯後の痛み〔ドライソケット〕

こんにちわ。ニコデンタルクリニック院長の西野です。

今回はドライソケットについてお話します。

ドライソケットとは抜歯した後に、骨がむき出しになってしまい激痛が続く偶発症です。

通常、歯を抜いた後は出血して抜歯した穴に血の塊〔血ぺい〕ができて治癒してきますが細菌感染による炎症や、何度も強くうがいをしてしまったり、傷を気にして指や舌で触ることにより血ぺいが流れてしまったり上手く形成されなかったりして起こります。

血ぺいはかさぶたの役割をし、傷口の保護や組織の再生、傷の治癒のあしがかりになりますので非常に大切です。

下顎の親知らずの抜歯後にみられることが多いです。

抜歯した後は通常麻酔がきれかかってくると痛みがでて、次第に痛みがひいてきますがドライソケットの場合は2~3日後ぐらいから痛みが強くなるケースが多く、激痛が2週間から1ヶ月ほど続きます。

治療は抗生剤の投与、抜歯した穴に抗生物質を混ぜた軟膏をつめたり、中をかき出し出血させて血ぺいができるようにします。

歯を抜いた後は必要があれば感染予防の為に抗生剤を服用し、強くゆすがないでさわらずに安静にすることがドライソケットの予防に効果的です。

 

 カテゴリ:口腔外科

上皮真珠

こんにちわ。ニコデンタルクリニック院長の西野です。

今回は上皮真珠についてお話します。

上皮真珠とは生まれて間もない赤ちゃんの歯肉にみられる白い半球状の小さな塊のことをいいます。

見た目が真珠に似ていることから上皮真珠と呼ばれています。

新生児の約80パーセントにみられ上顎の前歯の部分に出現することが多いです。

複数個現れる事も多く、痛みなどの自覚症状はありません。

これは歯がつくられる途中に歯を形成する組織が吸収されないで残ったもので、乳歯が生える頃には自然に無くなってしまうため特に治療する必要はありません。

もしご心配でしたら遠慮なく一度チェックにいらして下さい。

 カテゴリ:小児歯科